2023年の振り返りと2024年1月の上旬のこと

こんばんは。お久しぶりです。あけましておめでとうございます。

 

ということで、遅ればせながら2023年を振り返ってみる。もう1月8日になってしまっていて、2023年の師走の空気感はもはや消え去り、2024年の正月の趣も過ぎ去って日常に舞い戻っている。このまま書くことが遠ざかってしまうとずるずると何ヶ月も冬眠してしまいそうなので、ひとまず形になるかどうかわからないけど書いてみる(これ大事)。

 

買ったもの

一昨年もこの内容から書いていたので前例踏襲。

冒頭の写真、これが1位だろうか。まずは眼鏡。

鯖江産のちょっといい眼鏡。仕事とそうじゃないときで同じ眼鏡をしていることがなんか嫌になって、休み用に購入。

走ればいい、で車を選ばないのと同じで、見えればいい、では選べないのが眼鏡。これまでは365日ずっとZoffの軽い眼鏡を着用していて、同モデルの色違いで二つ持っているくらい気に入っていた。ただ、なんかこうアートな気分になりたくて購入。Zoffも悪くはないけどモノへの愛着はないんだな。

JAZZという名前が冠されているのはビル・エヴァンスがかけていた眼鏡を復刻したモデルということらしい。なんとなく立ち寄った眼鏡屋でそれを見かけて、「はい、これ」と。

オンとオフに眼鏡を切り替えるの、眼鏡を常時つけている人にはすごくおすすめで、私としては33歳にして大発見だったのでこれが1位。モノの選び方なんかが何かとクラシカルになりがち。

2位はなんだろう、これか。

カメラのGRⅢxは2022年に買ったんだけど、先月買ったのが上に乗ってる純正ファインダー。素通しのガラスで、ほんとただのガラスなんだけど、3万近くする(ふざけてる)。

やっぱりこう、カメラは片目で覗いて撮るという作法が自分には染み付いていると感じて、1年ちょっと使ってからようやく購入。撮れる絵と少し見えている景色が異なるので、そのあたりの癖というか、撮りたいものを逆算して覗くという体験が新鮮で楽しい。

液晶画面を見ながら撮る写真とは撮れる写真も少し違っていたりして。

一眼レフで撮る時と同じで、その一瞬の世界、その一瞬の光を求めながらシャッターを押す感覚が「これが写真だ」って思えるし、撮ることに集中していてもその場にいる体験の濃度が薄まらずに、むしろ感度が上がっている気すらしている。シャッターを押して、撮れてからやっと成果物が目に見えるというのもスマホで撮る写真などとは異なってる。体験の骨格が全く異なるのではないかと。デジタルとそうでないものの境目を感じる。

ということで、3位のものが何かわからずとりあえず写真は2024年の初詣のときのもの。現在の年齢を分母として毎年、いや毎日を分子とするならば、その重みは年々、日々軽くなっていく。密度があっても、感度が下がっているというか。すーっと年を越して、こうしてノロノロと日記を書いている。

ひどい地震や事故があって、腑抜けたテレビ番組ばかりという正月の空気感も今年はなくって。

2023年がなんだったのかということよりも、山積している「やり残したことリスト」にあるうち、簡単にクリアできそうな一つを年始にクリアした。買ったものはたくさんあるけどそれら全ての感動を吹っ飛ばすメモリアルな出来事があったので以下のとおり続ける。

映画って最高かよ

年明け早々に有給休暇を取って、初詣して、映画『PERFECT DAYS』を鑑賞した。


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昨今はコスパならぬ「タイパ」なる言葉があるということを知ったのが2023年。このタイパというものを自分は全く意識していないし、何ならドラマや映画を倍速で鑑賞する人を安直に卑下してすらいる。すいません。

そして──彼ら彼女らには、決して理解できないし感動できない映画がこれだろうと。駄作では決してなくて、むしろ最高傑作。内容については特に言及しない。

最も好きな映画トップ3に食い込んでくる作品だった。(他の作品2つが何かと聞かれても特にすぐ出てくるものではない。)もう、ずっと部屋で流しておきたいくらい好きだ。

予告の最後に「こんなふうに生きていけたなら」とあるけど、それができない我々とはいったい何者なんだと思ってしまうね。

とりあえず「秀逸」というか「最高」。

感動の余韻に任せて雑誌と、サントラがないから挿入曲の入った昔のアルバムを4枚ばかし買った。もう最高かよって。

とりあえず久々に「映画って最高だな」ってなったので、もう一回観にいくか、あるいはゴジラ観にいくかで悩んでいる。

2024年はどうしようかな。慌ただしいというか、精神的にゆっくりする暇が少ないという状況が続いているので、ひとまず身の回りを整理する1月にしよう。

ということでかなりあっさりだけど、今回はこれくらいで。