2023年1月の振り返りver.2
今月はゆとりが多かったので2本目を書く運びとなった。
さて。
GR3xのアップデートがあり、普段は使わない機能「イメージコントロール」に「ネガフィルム調」が追加された。普段ならわざわざ外に出ることはないけどよっぽど暇だったのか、休みをとってまでしてスナップを撮りに出かけた。でも当日はイメージ(を)コントロールするまでもないほどの曇天ゆえに、一見してモノクロかと見紛うほどの写真を連発してしまった次第である。
もう少し鮮やかで青空が映えるような日であれば、程よく退色されて味が出ただろう。ただ、これはこれで嫌いじゃない。
そうそう、あとから振り返れば曇天は大寒波の予兆だったのかもしれない。週明け23、24日は風邪をこじらせ発熱して寝っぱなしだった。そしていざ復調したらあっという間に降り積もっていて、積雪ドライブに出かけた。四輪駆動+冬タイヤなので支障なく走れた。
生まれ育った街を出た経験がなくて、例えば雪国などで生きることがどういうことなのか、肌感覚では全くわからない。ただ、この雪がずっと溶けずに春まで居座ると、そこそこ気が滅入るのではないだろうか。
雪の白さは光源となって、普段よりシャッタースピードが自然と高くなる。こういうとき、ちゃんとメカシャッターがしゅこって鳴るカメラが恋しくもなる。
出かけたついでにささっと撮ったけど、もう少し雪の写真を撮りたいなと思っていると、26日まで雪が残ってくれた。というか、26日も降った。もうちょっとしっかりした雪景色を撮りたく思い、山へ。
ツイてるのかツイてないのか、どうか解けないでほしいと思っていた雪はさらに降り積もった。前述のとおり四輪駆動+冬タイヤである愛車にとってはほとんど問題ない積雪量とはいえ、周囲の車の危うさなどには細心の注意を払う。京都人の自家用車はほとんどスタッドレスを履かない。
「雪の京都」の定石は清水寺などの祇園界隈か、あるいは鹿苑寺や慈照寺といったところでしょうか。でも、早起きの玄人カメラマンとか、最近また増え始めたインバウンドが踏みしめた雪道を行くのもなんだかなということで、大原まで来た。ここまで来ると人は至極少ない。ま、平日だし。
幸いなるかな、宝泉院で20分ほど佇むことができた、貸切状態で。
無音。
雪が音を吸収して一層の静寂に包まれていた。
心に残る時間。
何を考えることもなく。
たくさん撮ったけど自分だけにとっておく。
最後、満足して退出するときにちょうど中国からのツアー客がやってきた。僅か数分、数十分の時間のズレで人生は変わりうるもんだなって。
2023年1月の総括をば、もう一度。
- お酒をやめたこと
- ゆとりがあったこと
- 風邪をひいたこと
1はもうよくって、2はまぁおまけみたいなものだけど、改めて今年は自分用の時間を貪欲に確保しようと思った結果。3はひと冬に一度必ず崩す体調をもう崩したので、春までたぶん(花粉症を除いて)大丈夫だろうという明るい展望。いい感じじゃないですか、2023年。
2月もこの調子でsomething goodなことを積み上げていければ良いな。