2022年9月の振り返り

こんばんは。気がついたら10月。

9月。それは本来であれば秋の訪れを少しずつ感じ、同時に感傷的にもなりつつ、私は夏の終りを静かに賛美する月となるところ。

しかし、台風14号よりも早く、日常にはノイズが入るようになった。

仕事も急に忙しくなった。

まぁ忙しいとは言うものの、これまで4月からほとんどノー残業だったのが普通でないかもしれない。

労働時間の少なさでいえば純然たるサラリーマン界においては上等の部類かもしれない。

なので、少しくらい残業を余儀なくされようとも、凹む必要はない(凹むけど)。

まだ私は32歳ということで、年齢を考えるとまだまだこれから、というところであります。

まさに(嫌いな言葉だけど)働き盛り、です。

俺はこんなもんじゃない。本気だせばもっとやれるはず。

なんでこんな心持ちかって、それは『トップガン マーヴェリック』を観たからですよ。

9月のハイライトであり、唯一のグッドポイント

トム・クルーズはやっぱりすごい。

言葉にすると平べったいけど、すごい。

還暦を迎えようとしている人間が若者と一緒に筋肉ムキムキで「まだまだ負けてねぇぞ」って、ビーチで上裸でアメフトをするんだから。

最新の技術を用いれば戦闘機に乗る必要なんてないのに、訓練してまでキャストとともに戦闘機に乗って撮影するんだから。

32歳の平均的体型の、凡庸なサラリーマンであることを恥じた。というのが感想の結論である。

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トム・クルーズという俳優は、幼き頃にテレビで最も観たハリウッドスターの一人である。

特に金曜ロードショーにおいては最も格好良い俳優の一人だった。

『ミッション・インポッシブル』は何度観ただろう。懐かしきイーサン・ハント。

映画をたくさん観るようになってからは『ハスラー』や『レインマン』『バニラ・スカイ』『マイノリティ・リポート』『ワルキューレ』…などなど。

どれも格好良い。

TSUTAYAにおいては彼の新作レンタルは常に多くの棚を割かれていた。

たとえ身長が低かろうと。

たとえ新興宗教にハマろうと。

たとえ何度も(3度?)離婚しようとも。

男たるもの、成し遂げたこと、生み出したものが全てだろう?

そう言われてる気がする。

本が読めなくなったけど

こうしてブログを書くときはいつも前回の投稿を読むようにしてる。

 

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これ、本当に自分にとっては切実で、なんとかならないものかと。

今となっては読書の感動をすっかり失ってしまったし、そのことには慣れきってしまったけど、このままじゃ本当に退化しながら40歳50歳を迎えそうだという恐怖心を覚える。

この恐怖心を、新たな「渇き」に変換するのが正解かと。

望む日常を手繰り寄せるために、もっかいねじを巻いて、確かな渇きを抱きながら頑張ろうと思った8月の下旬。

結果的に、渇きを抱くことさえもできなかった9月で、気づけば10月になってしまった。

ひとまず10月という、自分にとっては割と追い風な(はずの)月なので、外の虫の鳴く音を聞いたり、秋空を見たり、秋風に吹かれたり、しっかり10月を身体に染み込ませようと思う。

学生時代に撮った映画の多くは、11月に大きな上映会(学園祭)があったこともあり、10月に撮った映画が多かったので、自分の過去作でも観て(感傷に浸りながら)10月を感じよう。

それでは。