30歳の振り返り(2021年3月の振り返りに代えて)

こんばんは、Marloweです。

今回はタイトルの通りです。

一言で評すると「パッとしない年」でしたが、無事に30歳が終りました。

いまの状況をポジティブに捉えるためには、「振り返るだけの余裕はある」とか、「寸分も悲観はしてない」とか、そういった「楽観的観測」が必要になってきます。

もちろん、世の中そのものが平時ではなかったこの30歳という1年でしたから、甘めの評価でも良いんじゃないかとも思っています、ベースはね。

でもまぁこうやって振り返るということはですよ、それじゃあいけないとも思っているわけです、ほんとはね。

(一つひとつの所作の裏側にこそ、人の本性があるものですよ。)

ということで、自分にはめっぽう甘そうで、実は自分に厳しいのではないかという隠れた本性(?)を31歳で発揮したいと意気込んでるMarloweの「30歳の振り返り」です。

所見

まずはシンプルに3つのポイントを上げてみます。Marloweの30歳の1年とは。

1.老化

体力が落ちました。身体は固くなるわ、白髪は増えるわ、集中力は落ちるわで、散々でした。

散々というのは、そりゃまあ1年で急に老け込んだわけではないのですが、普通に、マイルドに淡々と生きていたら、当然の如く自分に関するあらゆる事象が「右肩下がり」であるという、一言で表現すればそれこそが「老化」でありますが、ずばり30歳というのはこのような特性が現れる分岐点的な年齢なんだとひしひしと感じた、という意味での散々です。Marloweは自然な老化現象に出会って、割とショックを受けていました。1年を通して。

人間は昔に比べ随分と寿命が伸びました。狩りをしなくたって飯が食えるし、頭がキレなくたって給料が増えていく(ところもあって、Marloweの職場はそれにあたる)し、結果、生きながらえます。

こういう世界って実は現代になってからのことであって、最近のことなんですね。ヒトという生き物は劇的に生きる環境「だけ」が急激に変化しています。(生き物としての進化をしていない割に、環境だけが大きく変化している、という意味での「だけ」です。)

そうすると必然、人間の寿命全体として、本来であれば綺麗な山形を描いて能力・体力が増えていき減っていくべきところ、例えばそれは30歳という年を頂点として、「へ」の字のように、右肩下がりの時間が占める割合が大きくなります。これね、とても残念です。人生の大半は老化タームなわけですから。

もちろんね、人として自分ができることとか、一言で言ってしまえば「成長」という概念について、無関心になってしまえば「へ」の字のカーブなんてどうだっていいわけです。黙っていても出世して仕事は楽になって給料は増えてって感じですし(もちろん、そういう職業は一部だと思いますが)、テクノロジーやエンタメは絶えず人間の退屈を埋めるように発展していきますから。右肩下がりについて考えることは日常的にあまり起こらないことです。

31歳では、この右肩下がりに抗いたいと思っています。「へ」が「ノ」になるようにします。一度下がってしまったから「N」かな。なんでもいいけど。


2.無気力

年末に投稿した『2020年の振り返り』で書いていたことです。

時系列に読み解くと、4月、5月くらいで、「あぁ、今年は無理だ。」と諦めた節があって、30年の人生にあっておそらく初めて「消極的な1年」を過ごそうと、そう決め込んでいたような気がします。

2020年の振り返り』より

ま、そういうことです。ついでにもう一つ象徴的なセンテンスを引っ張り出すと、

2020年の大発見は、自分が気を抜くと一瞬で空白になるという、とても虚しい(しかしある意味当然な)事実でした。

2020年の振り返り』より

こうしてみると、30歳の振り返り以前に2020年の振り返りとして、無気力という通奏低音は当確状態だったわけです。なんとも暗い。

ま、とにかくそういうことですよ。なんでだろうな。

自分を奮い立たせるような外的な要因がなかったことが要因かな。しかし、外的な要因のみをもって人として奮い立つことができるのはたぶん25歳くらいまでだと思うし、環境のせいにしちゃあいかんとも思っているところ。

30歳というのはまさに右肩下がり元年だし、ここからの生き方がとても重要だと思いつつ「明日やろう」ならぬ「来年やろう」の精神で怠けていた、という見方もできる。

……でもでも、こうして書いていて気づいたことだけど(これだから書くことは大切だと思うわけですが)たぶんね、無気力の原因はずばり「失望」とか、「諦め」だと思った。うん、そうだわ。

30歳をスタートする時点においてすでに頭の片隅に見えていた諦めを少しずつ受け入れていった1年だったのではないかと、そう思うわけです。

人は本来であれば、徐々に憧れや希望を失っていって、その変化の緩やかさゆえに気づいたときにはそれらを持たない人間として不自然さを感じないまでに成熟(悪く言えば退化、鈍化)するものですが、Marloweのこの1年は明確にその変化の兆しを捉えて、無気力さや退化しつつある事実を自覚しながら、良く言えば真っ直ぐ向き合いながら、過ごしてきた1年だったような気がする。

もう一度年末の投稿を引用してみる。こんなことも言っていた。

本を読んでとか、映画を見てとか、誰かと恋してとか、そういうことで根本的に人間が変わりうるのは25歳くらいまででそれ以降は、変わらない自分がたまに気分よく日常を送るとか、その程度のことにとどまるのかなぁというのがMarloweの持論です。

例えば、もちろん愛なんかは素晴らしいことです。空の色も違うように見えたりします。

ただ、それだけで満たされる人生でないことはMarlowe的には自明なんです。

2020年の振り返り』より

具体的にどういうことに関して「諦め」なのかは、ここでは書かずに内に秘めときます(なんだそれ)。

この「諦め」は割とポジティブな諦めですよ、ええ。

てなことで、ここからどうするかってのが31歳の大きなテーマですね。

3.リセット

老化、無気力ときて、やたらとネガティブな書きぶりですが、少しポジティブな振り返りもないではないです。

例えば、止められない時の流れを風として、Marlowe自身を帆船だとしたら、今年1年は帆を上げず、ただ世界(海)に浮かんでいた1年でした。

なんだ、漂流していただけじゃないか、ネガティブじゃないかというところですが、帆を上げなかったのは行きたい方角を見極めるためだったと思っています。

結局何がしたいのだ、結局どこに行きたいんだ、時間とどう向き合うんだということを、全部棚上げしてゆっくり待つようにして、肝心の答えが降りてくるのを待っていたんです。

憧れや他人の影響力への感受性があれば降りてくるのを待つ必要もないのですが、Marloweはとにかく外界との遮断傾向が強く、答えはいつも自前でこしらえる必要があります。

これ、結構エネルギーがいることなんですが、今年は積極的にこしらえるのではなく、待つことにしようかと思ってました。とことん空っぽな人間になって、最後に何が残るのかを見極めんとしていました。

そうしてリセットできたわけで、リセットを経ても残る残存物こそが大切なMarloweのテーマであって、守るべき、追求すべき事柄だと思いました。

この1年を例えるなら、こんな感じでしょうか。

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できたこと

あとはさくっと振り返り。

できたことは、禁煙と、ブログの継続でしょうかね。

特にないんです。発見はゼロ。成果もゼロ。

よかったもの

最近買った椅子かな。あと車。

抱負

「原点回帰」これでいこうかと思います。

書き初めでもしてやろうかと思いましたがやめときます。

細かい目標としては

  • 減量(58kgくらい。炭水化物とらず? 老体にムチ打つ)
  • 禁酒(ハードル高すぎ)
  • アウトプット(抽象的すぎ)

体重60kg切ってて、酒も飲まず、アウトプットしまくってたのはずばり大学2回生くらいまでですが、その20歳(はたち)くらいに身体的にカムバック(ずばり原点回帰)するのが一丁目一番地の目標です。

頭を使うこと、考え事をすること、思い悩むことはコントローラブルな(思い通りできる)行為だと思いがちですが、身体の状態が先んじてそれらの行動をこっそり強烈にコントロールしている、というがMarloweの考えですので、身体をまず適正(というかベスト)な状態に持ってくことが、自分の思考能力を最大化する唯一の術なので、まずは身体づくりです。

職業柄、仕事が終わればバタンと寝れるというのでもないので、しっかり使い切れる身体のサイズにして、眠りの質を高めるために禁酒して、それからやっとアウトプット、そういう流れですね。

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異動を前にして

明後日に、もし異動があるならお知らせがあるだろうという時期です。

異動がなかったらそれはそれで良い。仕事が楽だし人間関係に気を遣うこともないし、省エネできるから。

異動があってもそれはそれで良い。頭が少しは活性化するだろうし、もしかしたら仕事が楽しくなるかもしれないし、新しい人間関係が面白かったりするかもしれないし、あるいは今より仕事が楽になるかもしれないし。環境が変わることをいつだってプラスにできないとだめでしょう?とも思ってるからなんとなくやる気がでるかもしれないし。

とりあえず記録的な意味で人事異動前の心境を書き記しておく。

31歳もよろしくお願いします。

サッカーにしろ野球にしろ、あるいは非スポーツの多くにおいても、31歳くらいがもっとも旬ではないかと思います。

体力的に少し劣りかけたところを技でカバーして盛り返すという、そういうイメージです。

かのイチローが84年間破られることのなかったメジャー歴代シーズン最多安打記録の257安打を更新したのも31歳の年でした(31歳といえばこれかな?と思って調べてみたらやっぱりそうだった。だから何なんだよ、という気もしますが)。

31歳はもう少しパワーアップしたMarloweであれるようがんばりますので、どうぞよろしくお願いします。

ということで、今回の投稿は終りです。