32歳の振り返り(2023年3月の振り返りに代えて)

こんばんは。

さて、早いもので2023年も3ヶ月が経つ。そして4月になれば私は年を一つ重ねて33歳になる。毎年恒例だけど、32歳はどういう1年だったのかということを今一度振り返ってみて、年度始まりの新しい環境での日々を向上させたいと思う(この恒例行事によりQuality of Lifeが向上した記憶はない)。とにかく、こうして振り返った記事は後々さっと振り返るのに役立つのだ。そう、きっと役に立つ。ああ、真面目。

1年で22個の投稿があった。

2022年4月

年度が区切りとなってる我社だけど、個人的には仕事面での環境はほとんど変わらず。良くも悪くも締りのないだらっとしたスタートだったように記憶してる。

ブログを読み返せばトピックが思い出された。

好きな作家(学者)の5本の指には入っていた人、見田宗介が亡くなって、読み返すなどしていた。結論的になるけどこの1年は穏やかで、一層老けたというか落ち着いた1年だったけど、それを象徴するようなしっとりした初月。

カメラ買おうかなって、末尾に書いてる。

2022年5月

5月にGRⅢxを買った。

 

この5月には4回ブログを更新している。読み返したけどなんせ久々のカメラで、昔と比べて撮影の腕が落ちてるのが見て取れる(腕なんてもともとなかったという疑惑もある)。そういやお酒をやめたのがこの1年の大きなトピックのひとつだけど、まだこの時点では美味しく毎日ウイスキーを飲んでいる様子。

2022年6月

カメラを手にしたことで、仕事を休んでは平日の街を歩いてスナップ写真を撮っていた。少しずつ暑くなってきて体力が追いついてなさそうなのが写真を見てわかる。書斎に観葉植物を置くようになったけど、導入組でいま生きてるのはポトスだけ。

あまり生産性のないパッとしない日々に見えるけど、さりとてストレスがあるわけでもないような、平和な日々だったように記憶している。

2022年7月

やっぱり夏は苦手で、暑さが本格化してきて全体的にトーンは低くなってる。ただ、「落ち着いた1年だった」と冒頭で書いたことを裏付けるように、こんなことを記していた。

日々がすーっと流れることに対して退屈を感じなくなってる。

相変わらずお酒を毎日飲んでいて、基礎体力の必要性を自覚しつつもおそらくは毎晩の深酒に起因する昼間の無気力が解決できていない。慢性的にHPが50%スタートのような日々で、活力とは縁遠い日々を送っている。ただ刺激がなくとも、決して退屈はしていないというところに精神的成熟(大げさ)を感じなくはない。低空飛行の根底にアルコールがあることを認めるにはまだ至っていない。

2022年8月

親戚が亡くなったり、ということがあって。8月はやっぱり命について考えさせられることが多い。遺品として授かった水墨画と古時計、椅子を書斎に迎えた。

相変わらずの低調っぷりで、ストレスがあったり体調が悪いわけでもないのにただただ活力がなくって。

2022年9月

残暑は厳しいもので、少年時代の9月と昨今の9月は季節感が全く異なる。引き続きローテンションで、本が読めないことを嘆いたりしていた。この月は月内に振り返りの記事すら書けていない。一番好きな月だったのにな。

2022年10月

今月も月内に振り返れていない。仕事が忙しくてあまり有給休暇も取れず。平日に休みが取れないとすぐに駄目になるというサラリーマン不適合者なので仕方がない。

中村俊輔が引退したのが数少ない話題という牧歌的な日常が続いている。

2022年11月

仕事が少し落ち着いてきて、W杯でのジャイアント・キリングなど心躍る話題もあって、徐々に上向いていったようで。これは主に暑さが涼しさに変っていったことによるものと思われる。

カメラを手にしたことによって休みの日に外に出て歩くようになったことにリタイアしたおっさんっぽさを感じてしまう。

2022年12月

年の瀬。12月には3回ブログを更新していて割と元気だったようで。5月以来の哲学の道に再訪、仕事をぽつぽつ休んで散歩したりと余裕はあったみたい。ダンス・ダンス・ダンスではないけど、踊り続けること、動き続けることが大切なんだと振り返って感じ入るものがある。

純粋に、「最近」を記してみよう。シンプルに。

  • 身体が怠けている
  • 久しぶりに読書した
  • ピアノ・ソナタを主に聴くようになった
  • 相変わらずウイスキーを飲んでいる

何か切羽詰まったタスクがあるわけでもなく、ネガティブにいえばテーマのない日々がゆるっと続いている日常である。

相変わらずウイスキーを飲んでいることなんてわざわざ書くことでもないのに書いているのは、これが諸悪の根源であるという事実に薄々感づいている証左であろう。

大晦日の投稿で禁酒セラピーの本に触れていて、ついにお酒をやめることを決意している。すっかり飲まなくなったいま振り返ると何とも遅い決断だと思うけど、ウイスキーは美味いからな、それは否定しない。思い出せば「ああ、美味いなぁ」って感じるくらいしこたま飲んできたから。

2023年1月

禁酒の効果はまだ劇的に出ていなくとも、ブログを読み返せば文量がぐっと増えていて、文体も少し変ってきている。そりゃ飲まずに書いているからで、むしろそれまでずっと99.9%飲みながら書いていたことが異常だった。

大寒波で雪が積もって、身体が元気だったのか写真を撮る欲が旺盛で何度も写真を撮りに出かけた。

月末に風邪を引いたのは寒波の影響というより、酒をやめた反動だったのかもしれない。

2023年2月

2月になると、禁酒というフェーズはもはや終わって、酒を忘れていたように記憶している。外へ出れば止めどなく歩けたし、夜中も1時になればすっと寝て7時に起きるというサイクルが完全に定着していた。もちろん禁酒1日目からそんな感じだったので特に努力したこともないけど、飲んでないことによるメリットが多くて、お酒に手を伸ばそうということが皆無だった。

我らが京都サンガが開幕2連敗を喫したことを除けば、低空飛行な感じはほとんど感じられない日常だった。

2023年3月

そして今月。もう少し細かく振り返ってみると、5D Mark IIIを買って、フルサイズ一眼レフ機に興奮したのが最近。我らが京都サンガも連敗のあと3連勝。今月は良いことが多かった。全部禁酒のおかげかな。

先日は久しぶりに映画を鑑賞した

つい先日ロードショーだったけど、実は色々あって公開が5年延びて漸く上映できた作品。何と言っても東出昌大ですが、ここまで人柄滲み出る系(?)の役者はいないと感じる。演技力というより、オーラみたいな。憎めない人間(個人差はある)を演じさせたらやっぱりピカイチ。

題材としてのWinny事件に関心もあって、一応法学部出身なので裁判ドラマはすんなり入ってくる。日々生きていて、社会一般や日本の司法に対して関心があれば楽しめる作品だと思う。逆に、自分と関係のない裁判に興味がない、人がどう裁かれようが知らないしメディアが言ってることを鵜呑みにして何が悪いの系の人からしたら、面白くないかもしれない。

疑わしきは罰せず、という原理をどれほど大切に思っているか──これはやっぱり、人がまっとうなインテリジェンスを持っているかどうかを測る判断基準になるね。

自宅から近いわけではないけど、哲学の道界隈を訪れるのが季節のルーティンと化している。この1年で3度訪れて、少しずつルートは違えど数時間ふらふらと歩いた。外国人が多かったり、修学旅行に来た青年達がいたりと、コロナ云々のことがだいぶ後退しているような気がした。桜はまだ咲いていなかったけど、桜が満開で人が多いよりかは、つぼみ程度で人がいないほうが好きなので良い時間となった。咲き誇る桜も悪くないけど一輪だけ咲く椿のほうが画的に好き。

で、どうだったのよ、32歳

ということですが。

実は4月の人事異動で環境が変わりそうで、こうやってブログを通じた振り返りによる自戒なんかより、もっと直接的に自分自身の変化がありそうな年度末になる見込みだったりする。

人から何かを教わったりするのが毛頭嫌いなので珍しく予習がてら仕事関連の勉強を始めた。やる気があるわけではなくて、ストレスを感じないためである。

結局のところ32歳がどんな1年だったかというと、

  1. お酒をやめた
  2. カメラの趣味が復活した
  3. 1と2に関して、数日で達成できそうなことではあるけれど確実に日常に定着した

こんな感じかなぁ。いままで2度転職してきたけど、同じ社内で環境が変わるということは初体験だったりする。ほとんど転職に近いほどの内容変化なので、どんな風になるのやら。

3月が終わるまでに、33歳の展望についてじっくり散歩しながら考えられたらとは思うけど、平日じゃないと歩きたくないくらい人が増えてきてるからなぁ。天気もいまいちだからなぁ。

とりあえず、今回はこのあたりで…。